紹介 寄生生物の果てしなき進化

寄生生物の果てしなき進化 作者:トゥオマス・アイヴェロ 草思社 Amazon さまざまな寄生虫のトピックに関する科学エッセイ。農耕の開始とともに寄生虫との付き合いが深まった話や、シルクロードの開通とともにラクダが活躍してペストを広めた話、食生活の変化…

紹介 豆くう人々

豆くう人々: 世界の豆探訪記 作者:長谷川清美 農山漁村文化協会 Amazon 著者は遠軽の豆専門店に生まれ、豆を愛し、あらゆる豆と豆料理を求めて世界を旅している。その偏愛たるや掲載されているだけで南米からアフリカ、アジアまで30カ国におよぶ。恐るべし。…

紹介 石の花(1)

石の花(KADOKAWA版) 1 (青騎士コミックス) 作者:坂口 尚 KADOKAWA Amazon 坂口尚をリアルタイムで知っているわけではない。学生寮の本棚にあったような気がするが定かではない。安彦良和の『虹色のトロツキー』と混同しているかもしれない。ただ、たしかに…

紹介 はずれ者が進化をつくる

はずれ者が進化をつくる --生き物をめぐる個性の秘密 (ちくまプリマー新書)作者:稲垣 栄洋筑摩書房Amazon 対象は中学生くらいだろうか。読破に時間はかからないだろう。 雑草学者の観点から、個性や多様性の大切さを語る内容である。そして平均よりバラツキ…

紹介:読む・打つ・書く

読む・打つ・書く: 読書・書評・執筆をめぐる理系研究者の日々 作者:三中 信宏 東京大学出版会 Amazon 一言で言うと「本への偏愛」というところだろうか。こんなに本自体を語る本を見たことはない。本屋の平積みで、読む方法や書く方法について語られる本は…

南方熊楠

南方熊楠 - 日本人の可能性の極限 (中公新書) 作者:唐澤 太輔 中央公論新社 Amazon 南方熊楠の活動は幅広く、どんな本を読んでもとらえどころのない印象だったが、この本を読んでだいぶ整理された気がする。かなりいろいろな資料が詰め込まれている。とくに…

書評(文化昆虫学の教科書)

最近ツイッターに移行しているので、こちらがお留守になってすみません。 「文化昆虫学」の教科書:神話から現代サブカルチャーまで 作者:保科英人,宮ノ下明大,高田兼太 八坂書房 Amazon 八坂書房らしく、ひとひねり、ふたひねりくらい入った本である。教科書…

書評:かがみの孤城

かがみの孤城 下 (ポプラ文庫) 作者:辻村深月 ポプラ社 Amazon 私にとって久々の長編小説。学校での居場所をなくした子供たちが、部屋の鏡を通って秘密の城に通うようになり交流を深める。この城が開かれているのは3月までで、閉城のときにはみんなの記憶が…

タレーラン6

珈琲店タレーランの事件簿 6 コーヒーカップいっぱいの愛【電子版イラスト特典+あとがき付】 (宝島社文庫) 作者:岡崎琢磨 宝島社 Amazon タレーラン・シリーズは短編集というイメージがあったが、この本は長編である。藻川が倒れ、亡くなった奥さんの謎の一…

掃除の日

今日は論文に必要な生データを探して大掃除したが、予想どおり見つからない。コラボの難しさを実感。しかし、探し物以外はなんとたくさん見つかること!twitter にも投稿したやつ 全く覚えていないけど、大学生活、それほど捨てたもんじゃなかったのかな。

酔っ払い本

酔っぱらいが変えた世界史:アレクサンドロス大王からエリツィンまで作者:ブノワ・フランクバルム原書房Amazon 酒と世界史の関係を書いた本は割とよくあるが、酔っ払いに着目したのはあまりないかも。酒を戦略的に利用した将軍の話など興味深いエピソードが20…

Twitter

ツイッターに8年ぶりに顔を出したらすっかり様変わりしていた。生物系の人がプロアマ問わず増えていることにはびっくり。しかも観察のレベルが非常に高くなっている。喜ばしい反面、自分の進歩のなさにがっかりする思いでもある。こういうメンタリティーを持…

オンライン学会

はじめてのオンライン学会だったので操作が不慣れだった。直前まで発表をするかどうか迷っていたが、刺激となったのでよかったと思う。

版画

書類整理したら以前に作った木版画が出てきた。たしか年賀状用に彫って暗すぎるのでボツにしたやつ。父が持っているのはハエたたき。原図はつげ義春。

ツルグレン成果

ダニ類(oribatid and gamasid)。かわいい! ワラジムシ、ヨコエビ、ザトウムシ、甲虫類、クモ、センチュウ、トビムシ、ハエの幼虫など。陸生貝は今回いなかった。 海岸林の腐植土はキャンパス構内より種数が豊富で面白い。 Tei, Konan, Kochi, JPN. 13 Sep …

岬で採集

振替休日ということで、手結(tei)の海岸へ。 アオスジアゲハの幼虫がヤブニッケイに多数。蛹になりかけていたのに落として起こしてしまった。大丈夫だったかな。 海岸への道に良さげな腐葉土 ツルグレン用に採取。この後、いくばくかのササラダニが取れた。G…

絵の練習

学生実験のワラジムシ。よく見ると可愛い。落ち葉を食べる。この実体顕微鏡では脚先がよく見えない。サラサ0.5で一発描き。関係ないけど、個人的にサラサはインクがドチャッと出る気がするのでシグノの方が好み。

いつのまにか

ようやく秋の空になってきた。 ニシキキンカメムシ練習

コクゾウムシから見る歴史

昆虫考古学 (角川選書) 作者:小畑 弘己 KADOKAWA Amazon 縄文時代の日本や、その他の国や時代の遺跡から発掘された昆虫から、人々がどのような居住環境や食生活をしていたのかを推定する内容。実にロマンあふれる内容で感銘を受けた。とくに、コクゾウムシに…

やられた

昨晩までは普通に過ごしていたが、夜半に突然の嘔吐、しかも普通と違っていつまでたっても止まる気配がないと言うことで、夜間病院に行くことにした。寝た子を抱えていくのは非常に心苦しかったけど、注射を打ってもらって何とか楽になり、数時間は眠れたと…

トムアンチ・ノイローゼ

息子がトムとジェリーが好きでずっと見ている。私が楽しい時も悲しい時も安らぎたいときも常にトムとジェリーがオンエアされているので、こちらもさすがに気分に変調をきたしそうになる。YouTubeなので1つ見るとオススメで連鎖になっていくので非常に辛い。…

職域接種

昨日1回目のワクチンを打ってきたが、肩が痛くてたまらない。みんな痛い痛いと言うから、ものすごくぶっとい注射針で鬼のような医者に思いっきり注入されてアオォオォとか声が出るのかとビクビクしていたが、それは妄想だったらしく、注射そのものは全然痛く…

育児

久々に緩いフルタイムで職場に行ったが、育児しながらの通常出勤は絶対無理と確信。同時に送迎、買い物、洗濯、役所とかありえへん。幸い今は繁忙期ではないが。 幸か不幸かコロナのせいでまた在宅になったので、家で論文書くか......って無理。なんもできな…

Microsoft sway

サイト作成のアプリ。お手軽だが、使いにくいなあという印象。とくに、スマホから更新できないのは致命的。いや、きっとできるのだろうが、方法はわかりにくいのだろうから調べる気にもならない。調べたけど。 最近、私はMicrosoftにそれほど腹は立たなくな…

マイHSP

highly sensitive person という概念が流行りだが、チェックシートでの自己診断のうえ、日本人には疑問符がつく項目も多い。また、設問が漠然していて意味がわからないものもある。これではまるで占いだ。 そのように思ったので、私がチェック項目を鬼のよう…

いやマジ無理だって...

世の中のお母さんどうしてるの? 明後日まで待てば保育所が開く! 明日の朝から知人が預かってくれる。すごい助かる! 職場で必要な真面目さや完璧主義と育児、相性悪すぎる。手放さないと大変なことになると実感した。 僕を撮影してくれました。レンズに指…

ワンオペ育児

諸般の事情により、突然ワンオペ育児となってしまったのだ。これがつらい。というか、四日目にして既に無理じゃね?という結論に達しつつある。世の奥様はこんな無理ゲーをこなしているのを素直に尊敬します。人生はクソゲーかつ無理ゲーなのだと改めて思う…

二種類の人間

世の中には二種類の人間がいる。 それは家庭教師のトライのハイジのパロが許せる人と許せない人だ。 許せる人 → さようなら。二度と私の人生の一幕のチョイ役にすら出てこないでくださいね。ダンゴムシの精神性で社会の重しの下で不自由に生きてください。あ…

世知辛い

上半期はいろんなところに行って面白エピソードをしこたまため込んでいるんですが、世知辛いのでブログで報告しづらいです。 世の中のヒステリ状態が直ったらまた報告したいと思います。 タトー標本で遊ぶ息子。嫌がるかと思ったら意外と受けたんだなこれが。…

慌てる乞食

子供の頃、おっちょこちょいをする度にじいちゃんから慌てる乞食は貰いが少ないと言われました。今日の仕事中にふと、この言葉、最近は使わないんじゃないかなと言うふうに思い始めました。特に乞食の部分。今度ミスした人に、慌てる乞食は貰いが少ないと言…