卒論発表。皆さんお疲れさまでした。今朝まで曜日を勘違いしていてあやうく聞き逃すところでした。
 
 さて、昆虫などをやっている人にはおなじみ
発育日数D と有効温度(T-To)の関係は
D(T-To) = K (一定;Kは有効積算温量)
⇔ 1/D = (1/K)T - To/K
で、発育速度1/Dは気温Tに対して直線上に乗ることが知られている。
 知られているが、なぜ直線になるのか、というのは意外と難問で、今日みたく「なーんで直線回帰なのか」という質問が出ると往生するかもしれない。昆虫は昆虫でも分子生物学をやっている人はこの法則を知らない人も多い(と思う)。酵素の反応速度とかで理論的に説明した例はあるのだろうか。もっと複雑な光周性についてはあるのだから*1、きっとあるのだろう?
 
 明日は卒論の残りと修論組です。・・・朝早い。

*1:たとえば『生命の数理』 巌佐庸、第2章