この大学は愛媛大学との連合大学院なので、今日は媛大で修士論文の中間発表があったのだった。土曜日なのに、朝の7時に大学集合という鼻血の出るようなスケジュールだった。愛媛はけっこう遠い。バスで二時間半もかかるのだった。
 

 
 中間報告ということだったので、まだデータの薄い部分もあったが、だいたいよく話せていたと思う。ヤマザクラの花外蜜腺にアリ防衛の効果があるかというテーマで話した人は、面白い着想だったのだが、どうも森林経営関係の人が多い聴衆にはあまり理解されていなかったようで、「意味がまったくわからなかった」「アリは桜を食べるの?」「わたしはヤマザクラをスギやヒノキに変わる材として流通させたいのだが、どうやってやればいいのか」というような質問で、かなりしどろもどろになってしまったようだ。げにおそろしきは想定外の質問なり。
 
 あと、ある留学生のこのスライドは印象に残った。

Community Forestry

Definition: Forestry of the people by the people for the people

 (正直、ほめるところがそこしかなかったのだが・・・)
 
 移動時間も含め11時間(!)。おつかれさんでした。みんなバスの中でぐったり。