留学生の一人から修論の原稿を預かった。興味深く読ませてもらっている。イントロが、分類学の祖リンネ(1707-1778)と分類学の歴史をレビューするところから始まっており、大作を予感させるが、研究目的はダニの保全になってしまっている。この点、やや修正が必要だろう。また、これまでの研究のレビューももの足りない。しかし、2年間で生物学をゼロから勉強したことを考えれば、よくここまで、という気持ち。実験を手伝っているときも正直不安だったが、なんとか形になりそうだ。