本の紹介

Writing Your Dissertation in Fifteen Minutes a Day: A Guide to Starting, Revising, and Finishing Your Doctoral Thesis

　論文を書くことの心がまえについて書かれた本で、普通のハウツー本と違って読み物としても楽しめるものとなっています。どちらかというと、論文を書く姿勢について書かれた本で、書き方のテクニカルな部分を教えるマニュアル本ではありません。「書き癖」(writing addiction)をつけろというのが趣旨で、タイトルはそれを端的に表しています。表現はnon-nativeにはちょっと難しい。そのぶん、院試用の英語の勉強にもなると思います。
　たいがいの心理状態は網羅されていて、その対処法が書いてあるので、私は手元においてときどき読んでいます（著者は臨床心理学者でもあります）。もっとも、本を読んだだけでそういう心理状態が解決されるようなものでもないわけですが・・・(^^;　気は多少楽になるかもしれません。