裏番組

 じつは今日は高知赤岡の奇祭「どろめ祭り」でもあったのだが、こちらは体調不良で行けず。目玉は大酒一気飲み大会。司会者が「ぐうっと、ぐうっと」と囃して煽るのだ。一気のみは危険です、やめましょう、なんておせっかいな言葉は百万光年の彼方に消え去ったようでもある。見たかった。
 
高知、大杯で飲みっぷり競う 「どろめ祭り」(共同通信)  (リンク切れ)
 
 記録を見よ!男は一升を16秒台、女は半升(5合)を10秒で飲むのである。アイドルの酒乱程度で野暮なことを言う奴らが日本をダメにするのである。この者どもを見習うべきであろう。私も最近は体のことや人の目を気にして酒量を控えていたのだが、彼らに人間としての真の勇気をもらった気がする。
 こういう土地柄からして、草なぎさんに対する高知新聞の報道センター長のコラムがきわめて同情的であることにはまったく違和感がない。「土佐でいうところの酔狂のたぐい」「謝罪したことで株はむしろ上がった」「『もうろう会見』の方がはるかにみっともなかった」「酒席は勉強の場」「一部のヒステリックな反応に対してはいささか違和感を覚えました。一言で言うなら度量が狭い」とバッサリ。小気味いい。
 
 なお、高知の酒なら土佐鶴・司牡丹が有名だが、日本酒党なら赤岡には豊ノ梅という銘柄があるのを知っているかもしれない。もちろんこの祭りでも豊ノ梅の酒が使われている。私としては安芸にある安芸虎という銘柄がおすすめ。辛口指向の土佐の酒の中にあって、ふくらみがあって柔らかい味がします。