東北大のドクターMくんのゼミ。へえ度85点。チビクワガタというクワガタは亜社会性で、ひとつの巣に何十匹もいるコロニーを作るというのだ。クワガタ屋には常識なのかもしれないが、私にはsimplyに驚きだった。このコスベネについて、修士論文の内容に基づいてゼミしてくれたのだが、なかなか興味深い話で、いろいろなストーリー（妄想？）がかきたてられた。先の展開が楽しみ。
よく考えれば、キクイムシには社会性がよく知られているのに、なぜクワガタは一般に単独性なのかは不思議だ。メカニズムを知ることも大事だが、なぜそう進化したのか、という点について、ローテクな研究者にもやるべきことはまだ多く残っていると思える。くさす気はないが、分子系統だけじゃ本当のこと（もたらした要因）はわからない。
後の飲み会、私は大いに株を下げたような気がする。「私はヨン様とあまり変わらない」「妻夫木ともいい勝負」とか主張して引かせた責任はそのうち取るつもりである。
