以前、ひどい風邪をひいたことがあった。
ヨメが義母に卵酒の作り方を電話で聞いてくれた。
「風邪には卵酒」というのは聞いたことがあるが、僕は「卵酒」なるものを飲んだ事がない。
義母は料理が上手である。僕はとても楽しみにしていた。
ヨメが茶碗になみなみいっぱい作ってくれた卵酒は・・・とても飲めた代物ではなかった。
口を近づけるとむせる。熱い。くさい。なんだこれは。
「日本酒がなかったから、冷蔵庫にあった芋焼酎を使ってん」と言う。
お前は風邪引きに黒霧島のストレート燗をコップで飲ませるんか〜い!
本当の卵酒の作り方は、日本酒の熱燗に玉子と砂糖を混ぜて作るものらしい。
いつか飲んでみたいものだ。
しかし、いま冷蔵庫に入っているのは「泡盛」である。
少し心配だ。