セールスマン

出身地・学歴・職歴・家族構成・ご家族の仕事・この土地の印象

昼間にうちのカミサンを訪問するセールスマンは、良心的/悪徳にかかわらず以上の点を玄関先でズケズケ踏み込んで聞かれます。(もちろん初対面)
容赦ありません。文字通り、小一時間ほど解放しませんよ。

「それで・・・いかがでしょうね。こちらの商品のほうは」
「ああ、うちは旦那が家計を管理しているんで買いません!」

ええ、買いません。
このシブチンが買うものですか。

主婦って面倒ですね。
セールスマンは私も苦手ですが、同じ職業人としてこういう手合いに当たった場合を想像すると、彼らにも同情せずにはおれないのです。

でも、無言でドア閉められるより、どうせ売れないのなら話を聞いてもらうほうがなんぼかうれしいのではないかと思います(本当かね)。
カミサンも、近所の生活保護世帯の割合、保護費の入金日など、ホンマにどーでもいいご近所情報を山ほど仕込めるとあって、とってもうれしいようです。
セールスマンは、間接的にいい仕事をしたのです。
夕食のときにウキウキ目を輝かせて話をしてくれますが、本格的にどーでもええ。
生返事するとキレるし、いよいよめんどくさい。

世の中のセールスマンの役割というのは、実はこういうところにあったりするのかとも思うのです。
いやでもごめん。ホンマ、ウザい。