ごぶさた。生きてますよ。
 
 論文執筆の進行が、ガウディの桜田ファミリアみたいな感じで、なかなか進まない(その下を雑用という名の地下鉄が走る)。このデータをとったのはM2のときなのだが、そもそも実験の目的を考えていなかったので(『これ論』にあった)、論文を書く段になって苦労している。なんでこんなに進まないかというと、統計が猛烈に面倒くさいせいだ。M2からいままで、なまじっか統計の知識が増えたもんだから、些細な問題をスルーすることができなくなっている。さっき全部の要因を入れたfull-modelを記述してRに解かせたら固まってしまった。たぶん交絡要因が多すぎるのだ。ハダニの実験の場合、ショウジョウバエと違って、ひとつの大きなシャーレの中で何個体かのデータプロットを入れるということになるので、そのシャーレの効果を評価する段に面倒なことになる(split-plotみたいなことになる)。このこんがらがった問題を解決する法はいくつかある(知らなかったふりをするというのもそのひとつだ)。どうするかは・・・もう哲学だ!