卒論・修論生の発表練習におつきあい

 自分がスライド作成の指導をきちんとしてこなかったことに気付かされた。
・フォントは大きく、線は太く。とくにグラフの軸やラベルなど要注意。
・1スライドに1つの内容。
・大事なことから先に書く。
・字数は少なく。
・図や表のどこに注目すればいいのかわかりやすく(太字・色)。
・キーワードを発表の途中で言い換えない。
こういうことを先に言っておかなかったので、黒ベタフォントの文章がいっぱいに埋まったスライドを見ることになった。いまさらながら上のことをボードを使って説明したが、もっと早く言っておくべきだったか。しかし聞きにこない方も悪いよね。
 とくにみんな字が多すぎる。書き込みすぎ。字を多くするのはむしろあまり読んでほしくないときだ。高校の部活でキノコを栽培した結果を発表したとき、農業試験場の人が「3行以上の文章を人は読まない」とアドバイスしてくれたのが印象に残っている。
 あと、せっかくのデータの解釈をあいまいにしてしまうケースもある。卒研や修論研究の少ないデータから断定的に主張することにひけめを感じてしまうのだろうか。はっきり断定してくれたほうが、その真偽はともかく、聞いている人にとってはよっぽど親切だ。

 発表の最後に、みんなに自分のOHPを見せようとしたのだが・・・どうもいいのがない。わかりにくい。自分もこんなもんだったかなあ、とちょっとしょんぼり。

 はあ、今日はちょっと説教くさい。