ラム

映画も面白いのがなく、美術館のほうに行ってみた。リヒテンシュタイン公のコレクションとかで、絵画やタペストリー、金物細工やらなんやで目の保養になった。面白かったのがゼンマイ仕掛けの馬のオルゴールみたいなおもちゃで、馬の中は空洞になっている。酒宴のときにはそこに酒を入れ、ゼンマイをひねると馬が動き出し、止まったところの席の人が中の酒を飲みほすいうものだ。酒飲みの考える余興はだいたいどこも同じだ。
後で、あの中に入っている酒はなにかをヨメと話したが、二人とも素養がなくてわからない。ラム酒じゃないか、という話になった。

ラム酒の原料って何だっけ。」
「ラムレーズン」
「…え?」
「同じ味がするもん」
ラム酒ってラムレーズンから作るんだっけ?じゃあ、ラムレーズンはなにから作るのさ。」
「ラムレーズンの実。」
「」
「ラムレーズンの実を干してワインみたいにしてしぼるの。」
リヒテンシュタインの宮廷では、ラムレーズンから作ったラム酒を宴会で飲んでた。」

絶対違うと思うわ。
誰か世界史詳しい人いたら教えてください。

ラム酒って、たしかカリブとかで飲むやつじゃなかったか?