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　ついに出てもうたか、という感じ。

Genetic basis for reproductive diapause is correlated with life history traits within the Culex pipiens complex
A. Mori, J. Romero-Severson and D. W. Severson
Insect Molecular Biology, Volume 16, Issue 5, Page 515-524, Oct 2007
http://www.blackwell-synergy.com/doi/abs/10.1111/j.1365-2583.2007.00746.x?prevSearch=allfield%3A%28diapause%29

　Culex属の蚊で、休眠性の異なる同胞種どうしを交配させてQTL解析をしたという論文。いよいよ、インフラさえ整っていれば、表現型の遺伝相関から染色体レベルに切り込める時代なんですね。この研究では休眠性と生活史形質はしばしば同じ染色体の同じ位置に来るので、多面発現かtight linkageがあるということです（QTLの方法をよく知らないので図や表の詳細がよくわからないのが残念）。
　こうなると、選抜実験の結果とどうリンクするかが気になってきます。