ダニ取り名人

 寝不足の日々が続く。
 ハダニを卒研材料にする学生さんが、一泊二日でわざわざ大阪から見学に来ていた。昼間は石狩近くの生振(おやふる)までダニを採集に行った。
 
 採集の結果はというと、目的のハダニ以外のダニは全部みつかった(サンプリングではよくある話)。残念ながら採集にはまだ少し時期が早かったようだ。ではなぜその目的のダニだけ個体群の立ち上がりが遅いのだろう?増殖パラメータはきわめてr戦略的であるというのに。結局、そのダニは北大構内で採集できた。
 聞くところでは、彼女が飼育をするとどんどん数が減っていくそうだ。現場では増えすぎて困るくらいなのに、いざ飼育するとどんどんいなくなってしまう。これもまたよくある話だけど、それでもハダニを減らすほうが難しい。なにが原因だろう?私は湿度の問題と見た。
 
 夕方は相変わらず忙しい日々が続く。10時過ぎに高校時代の友人が突然訪ねてきた。よさこいソーランを見に来たそうだ。30分ほど近況を話し合った。大工の見習いをしていると聞いて驚いた。あわただしく帰って行ったけど、ここから蘭越まで戻るのは大変だあ。