英語論文を書くときに重宝するもの

 
 なんといっても日本人にとっては英語がネックである。「こんないいまわしはありかなあ?」なんていうことがある。そういうときに私が重宝するのは次の3つのWebサイトである。

まず、なんといってもGoogle scholar
http://scholar.google.com/
たとえば「発育期間を延ばす」ってどういうのかと検索する場合、
"development time" 21400件
"developmental time" 5090件
"* (development OR developmental) time"
などであたりをつけ、
"prolong development time" (9件)
"extend development time" (5件)
"elongate development time"(0件)
"lengthen development time" (11件)
などで用法の多いものを探っていけばよい。ただしいくつか活用形をためす必要があるかもしれない。また、意味が違う場合も多いので注意が必要で、View_as_HTMLなどで用法を確認することも必要だろう(あと研究室の国籍も。native or non-native。アジア人だけが使っている語法は信頼できないかも)。気に入った表現はメモ帳などにクリップすればよい。
(少し安心することに、「こんなのありかなあ?」と思う用法は多かれ少なかれ大抵誰かが使っている。正しいかどうかはともかく)。

 これでいいのかなあ、という単語がある場合、英英辞典の逆引き(Reverse Dictionary)を使うと、より適切な表現が見つかるかもしれない。
英英辞典
http://www.onelook.com/
ここのに"Reverse Dictionary"というリンクがあり、私はこれを使っている。 
 和英なら「英辞郎」がおすすめで、簡単な専門用語ならこれで引ける(過信は禁物)。
http://www.alc.co.jp/

 まあもっとも、こうして書いても英文校閲に出せば真っ赤になって帰ってくるんですがね。さっきも

The effect of XXX was not significant in both treatments.

なんて書いていたし。*1

*1:both treatments -> either treatment もしくは either of the treatments