『京大M1物語』という漫画がある
残念ながら読者の支持は得られなかったが
また青年誌らしく低俗な方向へ話が行ってしまったが 
けっこう印象に残った作品である
京大M1物語 1 (ビッグコミックス)
 
とくに
学会とは無縁の三井寺常吉先生(無名)をあがめたてまつり
そういうのを尊ぶ
そしてこの先生の出身研究室を大学の中心だと「信じる」院生たち
そういう風土がたしかにこの大学にはあったと思います
(今はちょっと違うと思います。私の世代がかろうじて残り香だったのかもしれません)
いまはバリバリの、すばらしい業績の多い研究者を数多く輩出していますが、私にはちょっと違和感があるのです。
それだったら、他の大学でもいいじゃないですか。
 
はっきりいって
京大(というか京都)はよそ者から見ればヘンなところでした。
それが魅力だったのです。