今日は半ドンであがらせてもらって、バングラデシュからのマスターの留学生を昼飯(ラーメン)に誘いました(関係ないけど、私、体調がだいぶ悪そうに映るらしいです。下を向いてブツブツ言いながら歩くからでしょうか)。
 彼のお嫁さんは故郷で大学生をしているのですが、われわれの記憶に新しい大洪水のせいで、去年の11月に予定されていた卒業試験が大幅に延期になり、さらにこの2月には大きなサイクロンが襲って、その混乱のせいでまだ試験さえ受けさせてもらっていないという話でした。卒業は半年も遅れるそうです。全くひどいものです。
 「自然災害は大変だ」と言ったら「人的災害もひどい」というので、「例えば?」と聞いたら、彼はウーンとしばらく考えて、「たとえばterrorism」。予想外の答えに不謹慎ながらラーメンを吹き出してしまいました。政治腐敗がひどすぎる、政党の利権争いばっかりだ、と憤懣やるかたないようでした。そうかもしれません。他にもいろいろ聞きましたが、なかなか大変な状況のようです。彼も他の人に話を信じてもらえないと嘆いていました。
 
 そんな中、彼は言葉の通じない異国の地で畑違いの進化生物学の勉強をしなくてはいけない(つくづく進化生物学は役にたたん学問、もっともそこに面白さがあるのだが)。まずは修論のほうを頑張ってもらわなくてはなりません。
 私もいろいろ頑張らなくてはいけません。でも週末は休ませてくれ。