生態学会第一日目

 旅先から更新するマメさはないとかいいつつ。
場所は新潟の「朱鷺メッセ
なんと読むか。
「しゅろメッセ」かと思いました。正解は「ときメッセ」でありまっせ(寒)。
 
 えらく広い場所で、ポスターを見て回るだけでも大変。っていうか、人多すぎないですか?要旨集も電話帳みたいで、年々厚くなっているような気がする。
 
 発表も終わって、足下を掬われるようなクリティカルな指摘をいただく。しかし、たしかそれは一度検討してオーケーという結論に達したと思うんですが、なぜそんな結論に到達してしまったのか。自分の愚かさをまたもかみしめる結果となりました。しかし、これはもうパブリッシュされているので困りました。
 
 上野秀樹さんを偲ぶ集会があって、これは大変に興味深かったです。Ueno, H. の名前は見たことがあったと思うのですが、あんなに若い方とは知りませんでした。植食性昆虫の寄主拡大の遺伝的な研究という、ホストレース的なアプローチは大変興味深いものでした(でもホストレースではない?何でも食える「エリート的」なのがどんどん寄主範囲を広げる?詳細怪しい)。de Jongのもとで行った研究はテントウの翅型異常に着目した遺伝的な研究で、これもともすれば「異常」と切り捨てそうな変異に注目して進化に結びつける技を感じました。工藤さんがまとめたように、遺伝的なアプローチを重視した方という印象を持ちました。所属していた研究室が政治的に荒れていたということで、その中で業績をあげるということは大変なことだったと思います。志半ばで倒れられたということで、ご冥福をお祈りしたいです。
 
 さて、やはり応動昆のほうがまだ上がってません。どうしましょう。とりあえず寝ますか。