文献メモ

Boudreaux, HB (1963) Biological Aspects of Some Phytophagous Mites. Annu. Rev. Entomol. 8, 137-154.
 引用文献をたどっていくと時代をどんどん遡ることになるのだが、いくらなんでもこれは古すぎた。DDTの効き目まで書いてある。カーソンの『沈黙の春』が1962年だから、まだ有機塩素系の薬が沢山使われていた時代。
 それにしても、ときどきギョッとするようなことが書いてある。「ハダニを累代飼育していくと、メスだけのparthenogenesis(単為生殖)になった」なんてNatureモノですよね。"(unpublished data)"なんてすましたこと言っていないでpublishしましょうよ!ってもう引退してるか・・・。