最近書くことがないわ。食べたもののことでも書くか。
 
 最近、油揚げがマイブームで、「油揚げの味噌汁」「小松菜と油揚げの炒め煮」「きつねうどん」などをよく作る。
 
 うどんで思い出したが、関西のうどんは薄い。薄くて味がない。何故あれが評価されるのか。濃口しょうゆをたっぷり入れないとうどんを食べた気がしない人は多いのではあるまいか。うまいうどんを作るには昆布と椎茸で濃厚なダシを取るのがポイントである。私はさらに煮干しもいれる。なお、よく関西の人が「関東のうどんはダシをあまりとらないから、あんなに濃い味にしなければまずいのだ」という思いこみをしているが、関東のうどんのほうがダシをしっかり取る。そのうえで、最後に薄口しょうゆを入れてしまっては台無しである。濃厚にとっただし汁を煮立たせるボコボコボコと変なあぶくを立ててくるので、そこにどろどろするくらいの真っ黒いしょうゆを入れる。こうしてこそ力のみなぎるような滋味に満ちたつゆが生まれてくるのである。
 油揚げにしても、甘辛くしなくては意味がない。油ぬきはとくに必要ないだろう。関西のうどんに入っている油揚げは油ぬきをしすぎてパサパサになってしまっているのである。関西の油揚げを食うと皮膚から脂が落ち、3歳は老けた気になる。
 このような旨いうどんを食べながら巨人戦を見るのが、正しい関東人のあり方なのだ。

 うむ。ストレスが解消された。寝るか。