いまいち

休眠という研究分野は特殊で、ちょっと難しいことやろうとするとすぐ生理学からミクロの領域になってしまう。その自然な流れにあえて逆らおうとしているわけで、それにはなかなか努力が必要だ。一番つらいのは、同じようなアプローチをしている研究者が少ないことと、人におもしろさを理解してもらうのに困難を感じることだ。私の分野では、休眠と進化生態学の両方に素養のある人は決して多くないのであり、「far from 主流」なので、めげそうになることも多いのである。まあ、そのぶん気楽な意味もあるのだがね。