心臓が止まるかと思った。

 朝、コーヒーをいれようとしたら、魚焼きのグリルの火がつけっぱなしになっていた。しかし、昨晩は飲みに行ったので魚を焼いていない。焼いていたのは、・・・昨日の朝だ。そういえば、昨日の朝飯はなにか物足りなかった。グリルの中ではホッケが完全に炭になっていた。24時間じっくりと焼かれたものだ。
 今月のガス代がすごそうだ。いや、それより、生きててよかった。こんな気分を味わったのは、京都に住んでいたとき、酔っぱらってそうめんをゆでている最中に寝てしまったとき以来だ。
  
 火の元には十分注意しましょう。