今日は風邪気味にも関わらず、文献を拾いに行った。希望の論文を検索したところ、所蔵が「先端研(染色体)」なるところであった。大学構内を走るバスにゆられて、地下鉄2駅先の大学の最奥地「先端研」まで行った。巨大なガラス張りの建物が視界に飛び込んできた。うはあ、こんなんなっていたのか。4年もこの大学にいるけど全然知らなかった。昼時だったので、建物の中では弁当を売っていた(周囲に店は1つもない)。
 先端研の図書館で目的の文献を探すが、見あたらない。というか、明らかに雑誌は貧弱だ。受付の女性に聞くと、「先端研(染色体)」というのは理学部の近くにある染色体研究施設のことだということだった。チョーまぎらわしい。それなら文献検索結果に「先端研」なんて表示するなよ。理学部は農学部から歩いて3分である。ちょっと切れてつかみかかった(嘘)。
 バスは30分に1本しかなく、30分もボーっとしているのもばからしいので、結局歩いて返った。軽く1キロ半のウォーキングだ。何をしているんだおれは。今度は理学部の周りをぐるぐる回って「染色体研究施設」なるものを探して迷う。人に聞いてもわからない。
 結局、見つかったのだが、少しわかりにくい場所であった(上の写真)。文献は無事に見つかり、何かの機械がウィンウィン音を立てているそばでコピーをさせてもらった。やっぱハイテクだ。係の女性はきれいな染色体の写真を持っていた。帰り道、自分のやっていることがどうしようもなくつまらないことに思えて大変に切なくなった。

 歩き回ったせいで風邪が悪化した。こんどの風邪はノドにくる。3時で帰って、そのまま寝てしまった。だるい。