ぜんぜん違う

ちょっと真面目な話・・・
受動態で書けとか能動態で書けとか投稿雑誌の指示でたまにあるけど、文字どおり解釈するとヘンになる。 
I shot the sheriff

The sheriff is shot by me
は全然違うじゃまいか。
 
なにが違うって語順と単語数が違う。
語順でいえば
上のほうでは I を先に読むし、下ではThe sheriffを先に読む。
受け身かどうかより語順のほうがずっと理解する上では大事だと思う。

(1)There were I and Julio, and I shot the sheriff.
(2)There were I and Julio, and the sheriff is shot by me

文脈にもよるけど(1)のほうが素直な気がする。単語数も2個少ないし。
(2)はThe sheriffはどっからでてきたねん、と一瞬考えてしまう。ただしthe sheriffのことが話題の中心になっている場合はこっちのほうがいいのかもしれない。よくわからない。
まっとにかく、結果として能動態や受動態がコロコロ変わるのはむしろ自然で、これは前後の文脈の問題だろう、と言いたい。だから編集さんもヘンな指示をしないよーに。真面目な日本人は文字通り受け取るから。
訳文がわかりにくいと言われるのは、まずい訳者は英語と日本語で語順を入れ替えるから。
うまい訳者はそこらへんわかっててうまくやってる。
 
Sheriff = 保安官
このブログを書いたおかげで、エリック・クラプトンの曲のタイトルの意味がわかった。
あと原曲がボブマーリーだったことも知ってよかった。
書いててよかった。
 
すると、
上の「全然違うじゃまいか。」

ボブマーリーにかかってくるわけ。(ジャマイカ出身)
  
うまくやった。
今日は本当にうまくやった。