妻が唐突に『二十四の瞳』のDVDを借りてきて観だした。
いつも唐突に名画を借りてきては「ようわからんかった」って感想なのである。
僕は昭和の昔の映画は好きだが、そんときは漫画を読んでいたのであまりフォローしてなかった。
戦争一色に染まる中、子供が横たわって大人たちが嘆き悲しんでいる。
僕は妻に聞いた。
「何で倒れてんの?」
「・・・熱中症?」
え、えええ、嘘や・・・
よう見てへんかったけど、絶対嘘や。
熱中症で先生があんな涙を流して悲しがるんか。
先生と会って喜ぶおばさん達。
「誰これ?昔の教え子?」って尋ねても
「・・・・・・・・・・・・」
あかん。
コイツ絶対フォローしてへん。
ラストの宴会のシーンで、失明したソンキが昔のクラス写真を見て「目は見えないけど、この写真はよう見えるんや」って、すこしずつずれたところを指さす感動の場面でも、ぶーっと大きな屁をこくし。
先生が自転車で駆けてくシーンで「終」って出たら「えーっ、ないわーw」って
お前、名画を観る資格ないんじゃーっ!!
あのお受験ママのドロドロしたドラマを百年見続ければええねん。
しかし高峰秀子は美人だな。