ファイナル

引き続きフシダニの日。結局、昨日一日で標本にできたのはたかだか1種か2種だったようだ。がっかり。

今日の講義では昔の標本を共焦点レーザー走査型顕微鏡 (CLSM) で検査することで、100年前の学者が作ったフシダニの標本の体内の様子を見せてもらった。これはすごい!確かにロマンだ。

あとで先生と会話したところ、この技術にはとくべつな試薬もいらず、ただ標本をCLSMにかけているだけということで、確かに「これなら僕でもできるんじゃないか?」と思わせる。こういう直感は大事だ。先生は機械へのアクセスが難しいと言っていたが、私は職場の方針で実はすぐにアクセスできるんですよ。さっそくテーマを考えてみよう。

それにしても、これからのダニ学の発展には自家蛍光とCLSMは必要不可欠なのだろう。いやはや。

 

いよいよ残すところあと1日である。ようやく慣れてきたところでサヨウナラなのね。世の中みんなそうかもしれない。今日から Astigmata(無気門類)が入ってきましたが、途中で抜けます。

 

f:id:spidermite:20190627110326j:plain

緑の多いアパートからの眺めもいよいよお別れである。