え、いるの!?

渡米前夜、9時すぎにはコテンと眠りに落ち、日頃の疲れを癒した。

体調万全、朝一番の成田で搭乗手続きのカウンターに並ぶ。君早くしてくれたまえよ、カフェでサンドイッチとコーヒーを飲んで優雅に物思いにふける予定だからね。

 

「お客様、ESTAの申請はお済みですか。」


ん?なにそれ?そごう*1

と答えた瞬間、受付の顔がぐにゃっと歪む。

「お客様、取得してないと搭乗手続きは一切出来ません。」


 

 

 


え、アメリカって、ビザいるの!?



そこから係員さんに通路に椅子を出してもらって、公衆の面前でスマホとノートパソコンで必死でオンライン入力した。

あーバカバカ、あーひどい、なにやってんだとかぼやきまくりながら頭バンバン叩きながら必死に申請した。みっともない。認証に必要な欄は6ページもあった。焦るもんだから、赤字の入力漏れの警告「○○はアルファベットで入力してください。最高に腹立たしい。時間は迫り、申請完了したときにはほとんどのカウンターがクローズしていた。

 

すべて申請して燃え尽きた私に、チーフらしき人が来て「もし認証できなかったら、アメリカにいけません。」とストレートな追い打ちをかけてきた。知っとるわい。私は力なくうなずいた。ああ、……カフェ。いやカフェはどうでもいい、アメリカ。行きたかったなあ。

 

 

カウンターのそばで待つこと10分以上、

 



承認された〜!!!

ギリギリ間に合った〜!!!

 

本当に腰が抜けそうになった。承認完了までの待ち時間は頭真っ白だった。これで通らなくて職場に帰ったらダサ過ぎる。あとは係員に手を引かれて行ったが、搭乗までのことはあまりよく覚えていない。


日本のパスポートって強いんじゃなかったの?
航空券の予約ミスの件といい今回はダサすぎる。先が思いやられる。

 

途中もいろいろあったがこれ以上書く気力がない。

現地の宿舎でサンドイッチ。スモールって注文したつもりなのに馬鹿でかい。トランジットの時間もほとんどなく慌ただしかったので、少し食べたらすぐに眠りについてしまった。

 

6/16 19:50 現地時間

 

*1:ある年齢以上の北海道民しかわからない