京都

 10年以上ぶりに古巣の研究室を訪れた。とはいっても、とっくに場所が移転していたのでなつかしい感じではない。フロアも全部ピカピカになっていたのでまずそこに驚いた。設備がハイテクになっていたのにも驚いた。いろいろためになる話も聞けて、行ってよかったと思った。マスターの学生も一緒に行ったのだが、一室まるまるダニの部屋というのは感銘を受けたらしく、帰りの道中二人でいろいろな話をした。
 京都まではシミジミ行っても5、6時間くらいだろうか。たまに上京すると刺激になってよいかもしれない。でも当分いいような気もする。どっちだろう。
 京都にいたころはペーパーで運転があまり上手ではなかったので、長距離運転する機会はあまりなかった。今回も僕の運転は京都式ではなかったらしく、後ろからよくブーブー鳴らされた。
 京都から小浜までの各地でサンプリングをした。意外な事実もわかったし、アイデアもわいたので、やっぱり来てよかったと思う。アイデアは実験室じゃなくフィールドで湧くようだ。



瓜生山。いつのまにか登山口が病院の駐車場に!


ヤマアカガエルが繁殖期。岩穴の中でコーリング音がこだまして幻想的な音楽を奏でていた。

 帰りの日、宿のすぐそばで阿闍梨餅が買えたはずなのに、開店時間までの15分がどうしても待てず、そのまままっすぐ帰りの途についてしまった。その後、京都でおみやげを買うチャンスは二度となかった。結局、吹田のサービスエリアで知らないメーカーの生八つ橋を買った。たぶん帰りは15分早くなったはずだ。