休養

 年末から年明けの声が全然出ない状態は回復したものの、いっこうに寒気が治まらないので、とうとう重い腰をあげて近くの医院へ行った。お医者さんの言うには「声が出ないときはすぐに病院に来てくださいね。コートーガイエンになったら大変でしたよ」とのことで、やはり病院行きのケースだったらしい。僕は相当体調が悪くなっても熱が出ない体質なので、病院でもあっさりとすまされることが多く、行くのがためらわれるのだ。
 診察の結果、「もう治ってます」とのことで、整腸剤などをもらっただけだった。それでも気が楽になったので、もっと早くいけばよかったのかもしれない。そういうわけで今日はほとんど寝て過ごした。原稿の英文校閲はもう年末に済んでいるのだが、気力の回復にもう少し時間がかかる。去年の反省として、仕事に熱中するあまり休養を十分にとっていなかったことがある。今年は休養を十分とるようにして、研究活動に必要な気力が枯渇しないように気をつけたい。そうしないと精神状態が下降線のスパイラルを描いて生産性が極端に落ちてしまう。別のお医者さんからもかならず週1は完全に休むよう指導されているので、今年は素直に従いたい。

 漫画では、年末なにげなく手にとった『高杉さん家のおべんとう』に最近はまっている。将来のわからない三十路オーバードクターの主人公の家に突然かわいい女子中学生が同居してお弁当を作ってくれたり、主人公に思いを寄せる美人のメガネっ娘学振様がいたり、就職が弁当で決まったりといろいろいい意味でヒドい。作者の名前に見覚えあると思ったら、たしか白泉社のにいろいろ描いていたような?