行動学会 私的レポート

 最後に行動学会に参加したのは2003年の10月末に行われた北大だったと思う。めちゃくちゃに会場が寒かったのを覚えている。ということは、おそらく本学会大会は9年ぶり2度めの参加だと思う。そして行動らしい行動研究を発表したのは、すべての参加学会のなかで今回がはじめてだと思う。それまでは越冬生態とか生理が主な研究対象だったから。

前日

  • あきらめていた宿が、ヨメの定宿の垂水でとれる。車中泊を覚悟していたが、奈良の寒さは知っているので、海沿いのコンビニかネットカフェで寝るつもりだった。
  • 午後に学生とポスターを印刷した。

1日目(2012/11/23)

  • 車で垂水まで移動。垂水のコインパーキングに車を置く。JRで三宮まで出て、阪神なんば線で始発から終点近鉄奈良まで乗る。快速急行で1時間半くらいか。これは便利だ。(始発なので座れる)
  • 学生と雑談してたら意外と早く到着する。京都にいたころはたぶん1度も奈良に行ったことはないのに、この1年で2度も奈良に行く。不思議なものである。
  • 奈良女の重文の建物に感銘を受ける。こういう建築は好きだ。もみじが綺麗だ。
  • とくに挨拶もなく発表時間が始まる。ゆるい。
  • 帰ってきたら駐車代金が3,800円だった。高すぎる。
  • ユースに荷物を置き、垂水の駅前で待望の飲み。しかしなぜか奈良の地酒がなかったのが残念。お目当ての寿司屋は準備中だった。垂水は魚が旨いのに。

二日目(2012/11/24)

  • 寝坊してコアタイムに少し遅れる。
  • いくつかアドバイスをいただく。面白いという声も、面白くないという声も。学生の発表スキルも上がってきてなんかうれしい。
  • 昨日の酒が残っていて、休憩室で学生ともどもぐったり。
  • 総会の裏でH大グループとY先生の輪に入る。H氏は相変わらず辛辣である。「あんなものはどうでもいいじゃないか」と言われてしまった。しかしエヴァの話を振ると上機嫌であった。なんかH研のラボメンがますます濃くなっている気がする。Y先生の遺伝子頻度の変化の問題と絶滅確率の問題はまったく違うという話。
  • 性決定様式次第では性比が自然に偏ることもあるというモデル。いまひとつなっとくできない部分もあった。
  • 懇親会。昼の天丼セットが腹に残っていたし、お茶だけだった。モジモジしていたのは酒が入っていなかったから。懇親会で酒が入らなかったのは今回が初めてかもしれない。
  • 帰りに垂水を乗りすごす。本当の最終電車で宿に戻る。シャワー時間はすでに終わっていて、2日続けて風呂なし。なんなんだ一体。

3日目

  • ラソンで2号線が閉鎖ということで、8時すぎに宿を叩き出される。
  • もはやラウンドテーブルの「怪獣合戦」を見る気力は全くなく、地元に戻る。
  • 昼には家につく。爆睡。

総括

  • 学生の意識がいろんな発表を見て変わったらしく、連れて行ってよかったと思う。しかし、いままでのなかで一番肉体的にしんどい学会だった。
  • 至近要因の話もつきつめれば面白いと僕は思った。