夕焼けの詩・沢田マンション

ラーメン屋の漫画雑誌で「三丁目の夕日 夕焼けの詩」を読む。
この漫画のメインテーマは「昔はよかった」だと僕は勝手に思っているけど、そのブレのなさが貴重。
そして、ここまで長年にわたって昭和を懐かしめる作者はスゴいと思う。


さて今日は懸案の「沢マン」こと「沢田マンション」に行ってきた。
宮崎駿監督作品に出てくるような奇抜さ★★★★★の建物で、気にはなっていたけれど、入るのははじめてだった。
沢田マンション - Google 検索

一階にあるパスタ屋さんの壁にはCDやライブのチラシがあって、ちょっと京都のしゃれたカフェを思わせる感じ。材料にもこだわりがあるようだ。
私はチャイを、ヨメはグラタンを頼んだ。
おいしかったけど、ヨメが「おいしい!」「おいしい!」とわめくので、僕はすっかり恥ずかしくなってしまった。
あげくのはてには、
「チーズがおいしい。このチーズはイタリアのものですか?」
と知ったかぶりに聞いて
店長が「いや、チーズは、その」
とやや気まずい雰囲気になってしまった。
ここのカルボナーラは旨そうなので、今度腹がへっているときにリトライしたい。
よく知られているカルボナーラはアメリカ風で、本物のイタリア風なのはまったく違うそうだ。へえ。

そのあと、細い階段で3階まで登って雑貨屋に行ったあと、市街地方面を眺めた。
大型店やマンションがなかったころは、田んぼばかりでさぞかしのどかだっただろうと思った。

沢マンの廊下を歩くと、居室の中は丸見えである。
内部の造りも強引だ。というか、外観的にも法的にアウトな何かを醸し出している。だがそこがいい。

居室で展示会や集会をやっているようである。
こういうのは僕がいた学生寮の雰囲気をちょっと思い出させる。
最近は若者の入居者が多くなってきたとか。

今度来るときは内部見学を申し込もう。カルボナーラも食べよう。