投稿直前の妄想的心証風景(カイジ風)

 
ボロッ・・・・・・ボロっ・・・・・・(涙)
 
(ざわ・・・ざわ・・・)
 
 
できないっ・・・!
 
決断できないっ・・・・!
 
この論理があっているのか・・・・・・あっていないのか・・・・・・
 
この議論が適切なのか・・・・・・
 
これでイントロがわかりやすくなったのかっ・・・・・・
 
 わからないっ・・・・・・!!!
 
 
ボロッ・・・・・・ボロっ・・・・・・(涙)
 
群集「カイジさん・・・」
 
群集「もう・・・無理っ・・・ギブアップしましょう・・・!
 
ギブアップすれば・・・
 
最悪・・・一生・・・どこかの大学の無給研究員で暮らせてもらえる・・・」
 
カイジ「いやっ・・・!続けるっ・・・!」
 
群集「カイジさん・・・」
 
とはいえ・・・カイジにも・・・突破口は見えない・・・
 
時計の針は・・・回り続ける・・・・
 
 
群集「カイジさん・・・・・・
 
もう・・・大勝なんてことは無理っ・・・
 
ここまで来たら・・・もうあとは一つ・・・
 
お情けで・・・
 
半分くらいに削って短報にしてもらうことだけっ・・・
 
それで無事に通る・・・・

 
 
 
そのときっ・・・
 
カイジに訪れた・・・
 
圧倒的違和感・・・
 
 
レフェリーコメントに感じた・・・一種の違和感・・・
 
そして、エディターのセリフに感じた・・・一抹の不審・・・
 
それがカイジの頭の中で・・・一つにつながる
 
この・・・このコメントは・・・コメントは・・・
 
 
 
あっ・・・!
 
圧倒的閃きっ・・・・・・!!!
 
 
 
エディター「さあ、カイジくん、・・・君の、リバイズの番だ・・・。
 
すでに、・・・わたしは・・・コメントを書き終えて・・・すでに君に渡してある・・・
 
残るは・・・君だけ・・・
 
君の返信は自由だ・・・・・・最悪・・・・・・編集部に延長の申請をすることも可能・・・
 
無論・・・苦しみが長引くだけかもしれないが・・・
 
 
まあ、いってみれば・・・これは単なる・・・編集過程・・・
 
予定調和のプロセス・・・・・・
 
君は・・・単にレフェリーコメントにしたがって論文を直せばよいだけ・・・
 
 
だが、・・・君が論理の輪を少しでも踏み外せば・・・・・・
 
レフェリーがそれに気づいたら・・・・・・
 
 
容赦なく・・・リジェクト
 
 
「うっ・・・!」
 
(ざわ・・・ざわ・・・)
 
 
群集「うわあ〜っ もうダメだ〜っ」
群集「カイジさんっ・・・!」
 
「くっ・・・」
 
 
カイジくん、焦ることはない・・・
 
・・・期限は、あと3日。
 
今日はもう遅いことだし、また明日・・・」
 
「いやっ・・・するっ!」
 
「?」
 
「今、書き直すっ・・・!」
 
(ざわ・・・ざわ・・・)
 
エ「ククク・・・
 
まあ、・・・君がいいというのなら・・・
 
それもよかろう・・・
 
だが・・・」
 
「うるさいっ!!
 
これから徹夜で書くっ・・・!!
 
集中させろっ・・・」
 
「ククク・・・
 
いいとも・・・
 
今年初めての主著論文・・・
 
慎重になるのも無理はない・・・
 
ゆっくり考えたまえ・・・」
 
 
そして、3日が経過・・・
 
カイジは・・・締切5分前にオンライン投稿・・・
 
 
エディターが・・それを読む・・・
 

やれやれ・・・・・・
 
ようやく出しおったか・・・・・・
 
 
 
ククク・・・焦りおって・・・
 
貴様ごときが気づくまいが・・・
大学のシステム担当者が・・・貴様のネット活動を逐一報告してくれているのだっ・・・!
 
貴様がどのサイトにアクセスしたかなど・・・一目瞭然っ・・・
 
 さらに・・・webカメラが・・・貴様の行く先々に仕込んであるのだっ・・・・!

貴様の思考は単純・・・
 
論文を検討するとかなんとかいいながら・・・
 
実はYoutubeなんかをネットサーフィン・・・
 
お茶を飲んではダベリ・・・
 
ククク・・・
 
手に取るようではないか・・・
 
なんともわかりやすいダメポスドクではないか・・・
 
 
所詮・・・三流以下っ・・・
 
貴様は・・・この一流大学の教員である私には・・・一生勝てぬっ・・・
 
所詮、このカバーレターも・・・
意味のない・・・
 
なにっ!!!
 
 
 
カバーレターが白紙だと・・・っ?
 
 
レ、レフェリーへの返答は・・・!
 
な・・・・・・これも白紙っ・・・?
 
なんだ、これは・・・・・・
 
修正原稿の本文は・・・・・・
 
 
うっ!
 
うああああ・・・・・・っ!!!
 
(以下、次号)
 
 
※こういうアホらしいことばっか考えているから生活リズムが乱れるんだな