留学生の修論にコメントをつけているのだが、書いてる本人もなかなか混乱しているようで、なかなかこのボタンの掛け違いはあと数ヶ月で埋まるものかしら、という思いがもやもやと。はてさてどうやって伝えたらいいものかしらねえ、と思いながら、ほおづえつきながら鉛筆でコメントをつけていたら、最後のほうで
"Miraculously, I found ..."
って書いてあって手が止まった。(んで、このブログを書いているわけね)
「なにか、かなり本質的なところで僕とあなたは違っているんじゃないだろうか」
とか本人に面と向かって言うことを妄想してみたり。ここで撤退か?くじけるのか。この jargon-rich なDiscussionの山を分け入っても分け入っても、この突然の"Miraculously"で正直、気持ちが折れそうになっている。
まあ、それよりはイントロ、系統樹解析の歴史について、
The idea of ... (phylogenetic) trees probably dates back to Darwin.
ってバッサリいく勇気は俺にはない。(Hennig のヘの字も出さないとはいい度胸)
でも、
"probably dates back to Darwin"
正直、皮肉なしに、味わい深い文章ですね。"probably"があるから味があるんですね。今度わたしの論文でも使ってみたい。もちろん、「奇跡的な」発見をした論文で。
さて、もう少し粘ってみましょうかね。